日本学生支援機構の奨学金、それぞれの特徴と対象者について解説

日本学生支援機構の奨学金の特徴と対象者

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は、大学生の約4割が利用する国内最大規模の奨学金制度です。

しかし「申し込み方法がわからない」「返済シミュレーションを見てから決めたい」「返還免除の条件を知りたい」という声が多いのも事実です。

この記事では、3種類の奨学金の申し込み方法に加え、返済シミュレーション・所得連動返還と定額返還の比較・返還免除制度の条件まで徹底解説します。

2026年度の最新情報をもとに、奨学金選びで後悔しないための判断材料をすべてお伝えします。

目次

JASSOの奨学金は3種類|給付型・第一種・第二種の違い

JASSOの奨学金は大きく分けて3種類あります。

まずは、それぞれの特徴と貸与・支給月額を正しく理解しましょう。

給付型奨学金(返還不要)

返還不要の奨学金で、住民税非課税世帯やそれに準ずる世帯の学生が対象です。

2024年度からは多子世帯(扶養する子どもが3人以上)向けの第IV区分が新設され、対象が拡大されました。

◆給付型奨学金の支給月額(大学・短大・専門学校)

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区分 国公立・自宅 国公立・自宅外 私立・自宅 私立・自宅外
第I区分 29,200円 66,700円 38,300円 75,800円
第II区分 19,500円 44,500円 25,600円 50,600円
第III区分 9,800円 22,300円 12,800円 25,300円
第IV区分
(多子世帯)
7,300円 16,700円 9,600円 19,000円
出典:JASSO「給付奨学金の支給額」

第一種奨学金(無利子)

利息なしで借りられる奨学金です。学力基準(高校の評定平均3.5以上)と家計基準の両方を満たす必要があります。

◆第一種奨学金の貸与月額(大学)

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区分 最高月額 最高月額以外
国公立・自宅 45,000円 20,000円 / 30,000円
国公立・自宅外 51,000円 20,000円 / 30,000円 / 40,000円
私立・自宅 54,000円 20,000円 / 30,000円 / 40,000円
私立・自宅外 64,000円 20,000円 / 30,000円 / 40,000円 / 50,000円
出典:JASSO公式サイト

第二種奨学金(有利子)

利息がつきますが、在学中は無利息です。貸与月額は20,000円〜120,000円(10,000円刻み)から選べ、第一種より採用基準が緩やかです。

利率の上限は年3.0%と法律で定められており、実際の利率はそれよりも低くなっています。

ポイント:給付型と貸与型(第一種・第二種)は併用可能です。まずは給付型の対象になるか確認しましょう

【独自試算】奨学金の返済シミュレーション

奨学金を借りる前に、卒業後の返済額をイメージすることが非常に重要です。

ここでは、JASSOの公式返還例をもとに、代表的なケースの返済シミュレーションを紹介します。

第一種奨学金の返還シミュレーション(定額返還方式・4年制大学)

◆第一種奨学金の返還例(利息なし)

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区分 貸与月額 貸与総額 返還月額 返還期間
国公立・自宅 45,000円 2,160,000円 12,857円 14年(168回)
国公立・自宅外 51,000円 2,448,000円 13,600円 15年(180回)
私立・自宅 54,000円 2,592,000円 14,400円 15年(180回)
私立・自宅外 64,000円 3,072,000円 14,222円 18年(216回)
出典:JASSO「大学・返還例」

第一種は無利子のため、返還総額=貸与総額です。月額12,000〜15,000円程度の返済が目安となります

第二種奨学金の返還シミュレーション(4年制大学・利率別)

第二種奨学金は利息がつくため、利率によって返還総額が変わります
以下は、代表的な貸与月額ごとの返還シミュレーションです。

◆第二種奨学金の返還例(貸与月額50,000円・貸与総額240万円の場合)

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利率(年) 返還月額 返還期間 返還総額(概算) 利息分
0.5% 13,426円 15年(180回) 約242万円 約2万円
1.0% 14,346円 15年(180回) 約258万円 約18万円
2.0% 15,457円 15年(180回) 約278万円 約38万円
3.0% 16,584円 15年(180回) 約298万円 約58万円
※JASSOの返還例をもとに概算。実際の利率は貸与終了時に確定します

利率3.0%の場合、利息だけで約58万円。利率の違いが返還総額に大きく影響するため、利率固定方式と利率見直し方式の選択は慎重に行いましょう

返済負担率で考える|手取りの何%が奨学金返済に消えるか

返済額だけでなく、収入に対する返済負担率で考えることが重要です。

◆新卒の手取り別・返済負担率の目安

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手取り月収 返還月額
13,000円の場合
返還月額
15,000円の場合
返還月額
20,000円の場合
17万円 7.6% 8.8% 11.8%
20万円 6.5% 7.5% 10.0%
25万円 5.2% 6.0% 8.0%
※一般的に返済負担率は手取りの7%以内が理想とされています

返済負担率が手取りの10%を超えると生活を圧迫する可能性があります。
借りすぎを防ぐために、必要最低限の金額を借りることを心がけましょう。

所得連動返還方式と定額返還方式の比較

第一種奨学金(無利子)の返還方法は、「定額返還方式」「所得連動返還方式」の2つから選択します。

どちらを選ぶかによって、毎月の返済額と返済期間が大きく変わります。

定額返還方式とは

貸与総額に応じて毎月の返済額が一定で変わらない方式です。

定額返還方式の特徴
  • メリット:返還完了時期が明確で、ライフプランを立てやすい
  • メリット:収入が増えても返還額は変わらないので、収入増の恩恵を受けやすい
  • デメリット:収入が少ない時期でも一定額を返済する必要がある

所得連動返還方式とは

前年の所得に応じて毎年の返還月額が変動する方式です。
収入が少ないときは返還額も少なく、収入が増えれば返還額も増えます。

所得連動返還方式の計算式

年間返還額 =(課税対象所得 − 子ども1人あたり33万円)× 9%
月額返還額 = 年間返還額 ÷ 12
※算出額が2,000円未満の場合は月額2,000円が最低返還額

年収別の返還額比較シミュレーション

第一種奨学金で月額45,000円を4年間借りた場合(貸与総額216万円)で比較してみましょう。

◆定額返還 vs 所得連動返還の比較(子どもなし)

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年収 定額返還
(月額)
所得連動返還
(月額目安)
差額
200万円 12,857円 約2,000円 約10,800円お得
300万円 12,857円 約8,600円 約4,200円お得
450万円 12,857円 約15,400円 約2,500円多い
出典:JASSO「返還月額の算出」をもとに試算
どちらを選ぶべき?判断基準
  • 所得連動返還がおすすめ:卒業直後の収入が不安定な人、大学院進学や資格試験を考えている人
  • 定額返還がおすすめ:安定した就職先が決まっている人、返還完了時期を明確にしたい人
  • ※所得連動返還方式は第一種奨学金のみ選択可能。第二種奨学金は定額返還のみ
  • ※所得連動返還方式を選ぶ場合は「機関保証」の加入が必須です

返還免除・返還猶予・減額返還|救済制度の条件一覧

JASSOの奨学金には、返還が困難になった場合の救済制度が複数用意されています。

「奨学金を借りたら一生返済に追われるのでは」と不安に思う方も多いですが、正しく制度を理解すれば、返還に困ったときの選択肢があることがわかります。

①特に優れた業績による返還免除(大学院生対象)

◆返還免除制度の概要

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項目 内容
対象者 大学院で第一種奨学金を借りた学生
免除額 全額免除または半額免除
評価基準 学術論文・学会発表・受賞歴・TA実績などの業績点数
申請時期 貸与終了年度の1月頃(大学により異なる)
免除率 申請者の上位約3割が全額または半額免除

大学院進学を考えている方は、第一種奨学金を選んで業績を積めば、返還免除の可能性があります

②返還期限猶予制度

災害・傷病・経済困難・失業などの理由で返還が困難になった場合、返還を一定期間先送りできる制度です。

返還期限猶予の条件
  • 対象事由:災害・傷病・経済困難・失業・産休育休・生活保護受給など
  • 猶予期間:1回の申請で12か月(通算10年まで延長可能)
  • 注意点:返済は先送りになるだけで、返還総額は変わりません

③減額返還制度

月々の返還額を一定期間減額する制度です。返還総額は変わりませんが、月々の負担を軽減できます。

減額返還制度の条件
  • 減額率:2/3・1/2・1/3・1/4の4段階から選択可能
  • 適用期間:1回の申請で12か月(最長15年まで延長可能)
  • 対象者:災害・傷病・経済困難などで返還が困難な方
  • 注意点:減額した分だけ返還期間が延長されます

◆救済制度の比較まとめ

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制度 月々の返還 返還総額 最長期間
返還免除 全額or半額が免除 減る
返還期限猶予 一時停止 変わらない 通算10年
減額返還 減額(1/4〜2/3) 変わらない 最長15年

JASSOの奨学金の申し込み方法は3つ

JASSOの奨学金の申し込み方法には、「予約採用」「在学採用」「緊急・応急採用」の3つあります。

利用者全体の約7割が「予約採用」で申し込んでおり、最もおすすめの方法です。

◆JASSOの奨学生新規採用者数(単位:人)

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区分 採用者数
第一種奨学金 188,915
第二種奨学金 210,584
合計 399,499
出典:日本学生支援機構「令和4年度都道府県別採用状況(貸与)

予約採用|高校3年生の春に申し込む(最もおすすめ)

予約採用は、進学先が決まっていなくても申し込み可能です。

予約採用

高校3年生の時点で進学後の奨学金を予約する方法
※高卒認定試験合格者は、直接日本学生支援機構に申し込む

◆申込み窓口

在学または卒業高校(高校卒業後2年以内まで申し込み可能)

◆募集時期

第1回:5月〜6月頃
【第一種奨学金】【第二種奨学金】
【第一種奨学金・第二種奨学金併用】
【給付奨学金】

第2回:10月〜11月頃
【第二種奨学金】のみ

◆採用候補者の決定

第1回:10月頃
第2回:2月頃

注意:第一種奨学金の予約採用は、5月〜6月頃の第1回だけなので気をつけましょう

在学採用|大学入学後に申し込む

在学採用は、大学2年生や3年生など在学の途中から申し込むことも可能です。

在学採用

進学後に申し込む方法

◆申し込み窓口

進学した大学など

◆募集時期

原則として毎年春と秋の年2回
【第一種奨学金】【第二種奨学金】
【第一種奨学金・第二種奨学金併用】

緊急・応急採用|家計急変時に申し込む

緊急・応急採用は、家計急変の事由が生じた場合に年間を通じて随時申し込みが可能です。

在学している学校の奨学金窓口で状況を話し、手続きをするかどうかを決めましょう。

家計急変の事由が進学前に発生している場合も申込対象となりますが、申込期限がありますのでご注意ください。
緊急採用は第一種奨学金(無利子)、応急採用は第二種奨学金(有利子)の申込みとなります。

緊急・応急採用

生計維持者が死亡、失職・病気などで就労が困難な場合など、家計が急変した場合に申し込む方法

◆申し込み窓口

進学した大学など

◆募集時期

いつでも申し込み可能 
(家計が急変してから12か月以内に限る)
【第一種奨学金】【第二種奨学金】

予約採用をおすすめする3つの理由

JASSOの奨学金の利用を考えているなら、予約採用で申し込むのが断然おすすめです。

理由1:予約採用は採用枠が広い

予約採用は全国基準で採用枠が決まるので、平等な条件で選考が行われます。
在学採用は大学ごとの採用枠に差があるため、申し込み基準を満たしていても不採用になる可能性があります。

理由2:不採用でも在学採用で再チャレンジできる

予約採用に落ちてしまった場合でも、在学採用で再チャレンジできます。
予約採用で第一種奨学金が不採用になり、第二種奨学金に採用されたとしても、第一種奨学金を在学採用で再チャレンジすることも可能です。

理由3:進学届でほとんどの項目を変更できる

予約採用が決定しても、入学後の最終手続きである進学届でほとんどの項目が変更できます。
奨学金の月額や利率の算定方式などを変更したり、奨学金が不要になった場合は辞退することもできます。

進学届で変更できる主な項目
  • 奨学金の月額
  • 入学時特別増額貸与奨学金の金額
  • 保証制度(人的保証/機関保証)
  • 返済利率の算定方式(固定/見直し)
  • 返還方式(定額返還/所得連動返還)
  • 奨学金の振込口座
  • 奨学金の辞退
  • 入学時特別増額貸与奨学金だけの辞退 など

予約採用の申し込み手続き|スケジュールと手順

予約採用は高校3年生の春(5月〜7月頃)から募集が始まります。

第二種奨学金の予約採用は、秋(10月〜11月頃)にも募集が行われます。

予約採用の基本的なスケジュール

申し込み期限は通っている学校によって異なりますので、きちんと確認するようにしてください。

7つの申し込みパターンから選ぶ

予約採用の申し込みには、【第一種奨学金】【第二種奨学金】【併用】【給付奨学金】の組み合わせによって7つのパターンがあります。

  1. 【第一種奨学金】のみ希望
  2. 【第一種奨学金】が不採用の場合は【第二種奨学金】を希望
  3. 【第二種奨学金】のみ希望
  4. 【第一種奨学金・第二種奨学金併用】のみ希望
  5. 【併用】が不採用の場合は【第一種奨学金】のみ希望
  6. 【併用】が不採用の場合は【第二種奨学金】のみ希望
  7. 【併用】および【第一種奨学金】が不採用の場合は【第二種奨学金】を希望

おすすめは⑦です。併用が不採用でも第一種・第二種のどちらかで採用される可能性があり、最も安心です。利息がつかない第一種にこだわりすぎず、第二種も視野に入れましょう

予約採用の申し込み手順(5ステップ)

申し込むコースを決めたら、以下の手順で手続きを進めます。

  1. 高校へ必要書類を提出
    在学中の高校に「提出書類一式」と「スカラネット入力下書き用紙」を提出します。
    ※記入を間違えても、日本学生支援機構からダウンロードできるので安心してください。
  2. スカラネット入力
    学校が提出書類を確認したら、「スカラネット入力下書き用紙」が返却されます。同時にスカラネットにアクセスするためのIDとパスワードがもらえます。
    奨学金申込専用ホームページ」にアクセスし、下書き用紙にしたがって申し込み内容を入力していきます。
    ※自宅にパソコンがない場合は、学校のパソコンが利用できないか相談してみましょう。
  3. スカラネット申し込み番号を高校に再提出
    スカラネット入力が完了すると、最後に受付番号が表示されます。その番号を「スカラネット入力下書き用紙」に記入して、再度高校に提出します。
  4. マイナンバーの提出
    スカラネット入力後1週間以内に、マイナンバー提出書と一緒に簡易書留で送付します。
  5. 予約採用の申し込み手続き完了!

スカラネットでの申し込み手順(図解入り)

JASSOの奨学金における独自のネットシステム「スカラネット」では、奨学金申し込みの手続きが行えます。

手順:スカラネットにアクセスしてみよう!
1.スカラネットにアクセス
スカラネット
2.重要事項確認の「はい」か「いいえ」にチェック

正しく理解している必要があり、すべて「はい」にチェックがないと次に進めません。

【a.奨学金の申し込みの場合】
3.◆奨学金の新規申込の「送信」ボタンをクリック
4.識別番号(ユーザID・パスワード)を入力し、「送信」ボタンをクリック

在学中の学校から配布されたユーザID・パスワードを入力します。

【b.進学届の提出の場合】
3.◆進学届の提出の「送信」ボタンをクリック
4.進学した学校を選択してクリック

そのあとに表示される認識番号(ユーザID・パスワード)には、進学先に「奨学金貸与決定通知書」を提出してから配布されたものを入力します。

使い方:スカラネットまとめ一覧

スカラネット
(奨学金申込専用ホームページ)

サイトURL https://www.sas.jasso.go.jp/scholarnet/
機能 JASSOの奨学金の申し込みに使用するサイト
用途 奨学金の新規申込
進学届の提出
利用するユーザID
パスワード
【奨学金の申し込みの場合】
在学中の学校から配布された識別番号
(ユーザID・パスワード)【進学届の提出の場合】
進学先の学校から配布された識別番号(ユーザID・パスワード)と、採用候補者決定通知【本人保管用】に記載されている進学届提出用パスワード
手続きの受付時間 午前8時 〜 午前1時
※午前0時〜1時の受付は、翌日分として処理される
送信した申し込み内容は
訂正できない

スカラネットで申し込み内容を送信した後は、入力ミスをしてしまっても自分で訂正できないので気をつけてください!
ただし、入学後の進学届でほとんどの項目は変更可能なので、慌てなくても大丈夫です。

申し込み時に注意すべき5つのポイント

1. 必要な提出書類をチェックする

全員が提出するもの
  • 提出書類一覧表
  • 給付奨学金確認書または貸与奨学金確認書
  • マイナンバー提出書
  • 家計状況申告書
  • 収入証明書類
  • スカラネット入力下書き用紙
必要な人だけ提出するもの
  • 給付奨学金申込資格に関する証明書類
  • 特別控除に関する証明書類
    以下、特別控除に該当する項目
    ○母子・父子世帯
    ○単身赴任
    ○障がい者
    ○長期療養者
    ○被災・盗難被害

2. 保証制度は人的保証と機関保証から選ぶ

JASSOの奨学金を利用するには、保証制度を選択する必要があります。

◆人的保証と機関保証の比較

スクロールできます
項目 人的保証 機関保証
連帯保証人 必要(父母) 不要
保証人 必要(父母以外の親族) 不要
保証料 なし 奨学金月額から差し引き
所得連動返還 選択不可 選択可能

所得連動返還方式を選びたい場合は「機関保証」が必須です。保証制度は進学届で変更可能なので、迷う場合はまず機関保証で申し込みましょう

3. 貸与利率は固定と変動から選ぶ

第二種奨学金を申し込む場合は、在学中は無利息ですが、貸与終了後に利率が適用されます。

  • 利率固定方式:貸与終了時の利率が返還完了まで変わらない
  • 利率見直し方式:おおむね5年ごとに利率が見直される

金利上昇局面では利率固定方式、金利が低いが続く見通しなら利率見直し方式が有利です。
返済利率の算定方式は、進学届で変更可能です。

4. 申請理由の書き方

スカラネット入力下書き用紙の「家庭事情情報」欄に、奨学金を申請した理由を200文字以内で書く必要があります。

  1. お金が足りない事情がある
  2. だから進学するにあたり十分なお金が用意できない
  3. したがって奨学金を借りて大学で学びたい

この流れで、自分から見た家計の状況を具体的かつ誠実に書きましょう。
作り話や嘘は書かないこと。誤字脱字のチェックも忘れずに行ってください。

5. 奨学金の支給開始日に注意する

予約採用で採用が決まっても、奨学金の支給が始まるのは進学後の5月以降です。

つまり、奨学金を入学金や前期授業料に充てることはできません

入学手続き費用が準備できないときは、「入学時特別増額貸与奨学金」とろうきんの「入学時必要資金融資制度」を併せて利用すれば、前もってお金を借りることができます。

入学時特別増額貸与奨学金は進学届で辞退できるので、予約採用と一緒に申し込んでおくことをおすすめします

まとめ|奨学金は「借りる前」の情報収集が最重要

JASSOの奨学金は、給付型・第一種(無利子)・第二種(有利子)の3種類があり、それぞれ特徴が大きく異なります。

この記事のポイントをまとめると、以下の通りです。

  • 申し込みは予約採用がおすすめ(高校3年の春に申し込み)
  • 返済シミュレーションで月々の返済額と返済期間を確認する
  • 所得連動返還は収入が不安定な人向け、定額返還は計画的に返したい人向け
  • 返還免除(大学院生対象)、返還猶予減額返還など救済制度がある
  • 返済負担率は手取りの7%以内を目安に、借りすぎに注意する

JASSOの奨学金貸与・返還シミュレーションを使えば、自分のケースに合わせた具体的な返還額を試算できます。

「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、申し込む前にしっかりシミュレーションを行いましょう。

奨学金Q&A

毎月いつ振り込まれますか?

振り込みは原則、毎月11日(ただし、4月と5月は20日前後になります)です。
振り込み予定日が土日祝日に当たる場合は、金融機関の休日の前営業日となります。

IDとパスワードを入力したけどログインできない

ログインできないのが「スカラネット」と「スカラネット・パーソナル」のどちらなのか?それによって答えは違ってきます。
スカラネットには2種類あります。
JASSOの奨学金を申し込むときに利用するのは、奨学金申込専用のスカラネットです。
奨学金の支給が開始されたあと、奨学金の内容確認や各種届け出の提出は、すべてスカラネット・パーソナルで行ないます。
まずログインしたいのは、スカラネットとスカラネット・パーソナルどちらなのか確認します。
奨学金を申し込むときにもらったIDとパスワードと、進学届を提出ときに配布されたIDとパスワードは異なりますので、それぞれに合ったID・パスワードを再度入力してログインしてみてください。

継続手続きは毎年必要!

JASSOの奨学金を毎年継続して利用するには、年度末に「奨学金継続願」をスカラネット・パーソナルから提出します。給付奨学金の人も提出が必要です。
継続手続きは毎年必要なので、忘れないようにしましょう。

奨学金の審査に落ちる人はいますか?

審査に落ちる人もいます。
不採用の事由として、家計基準を満たしていない場合学力基準を満たしていない場合があります。
くわしくはこちらを参考にしてください。

▼ 関連記事もチェック

日本学生支援機構の奨学金は誰でも借りられる?

学力基準と家計基準の両方を満たす必要があります。第一種(無利子)は高校の評定平均3.5以上、第二種(有利子)はより幅広い学生が対象です。いずれも大学・短大・専門学校に在学(または進学予定)の学生が申請できます。

奨学金の返済はいつから始まる?

卒業後7ヶ月目から返済が始まります。返済期間は借入総額によって異なりますが、最長20年です。月々の返済額は借入総額÷返済年数で計算され、例えば240万円を15年で返済する場合は月額約13,333円です。

所得連動返還方式と定額返還方式はどちらがお得?

一概にどちらがお得とは言えません。所得連動返還方式は収入が低い時期に月々の負担が軽くなりますが、収入が増えると返還額も増えます。定額返還方式は返還完了時期が明確で計画を立てやすいのがメリットです。卒業後の収入見通しに応じて選びましょう。なお、所得連動返還方式は第一種奨学金(無利子)のみ選択可能で、機関保証への加入が必須です。

奨学金の返還免除を受けるにはどうすればいい?

大学院で第一種奨学金を借りた学生が対象の「特に優れた業績による返還免除制度」があります。学術論文・学会発表・受賞歴・TA実績などの業績を点数化し、上位約3割が全額または半額免除されます。申請は貸与終了年度の1月頃で、在学中の大学院を通じて行います。

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この記事を書いた人

カードローン・消費者金融の情報をデータに基づいて発信する金融メディア「いつのマニー」の編集部です。各社の公式IR資料から算出した成約率データや独自の利息コスト計算など、独自の評価基準で利用者に最適な借入先選びをサポートします。

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