家族カードは、審査なしで誰でも作れるクレジットカードとして人気があります。
しかし、家族カードの審査については公表されていないので、本当に審査ないの?審査に落ちたって聞いたけど…?と不安を感じている人も少なくありません。
ここでは、家族カードを検討している人へ向けて
- 家族カードの審査基準を分かりやすく解説
- 審査に落ちるケースとその解決策・対策を紹介
- 家族カードを作るのに最適!おすすめクレジットカード
などの情報をまとめてご紹介しています。
奥様やお子様のためにクレジットカードを作りたい方だけでなく、事実婚の彼女や同性パートナーといったお相手の家族カードを考えている方も、ぜひご覧いただいて、スムーズに審査通過しましょう。
家族カードはほぼ審査なしで作れる
家族カードは、本会員の持っているクレジットカードの追加カードとして発行されるので、本会員が審査にさえ通っていれば、基本的に審査なしで作ることが可能です。
そのため、家族カードを発行する方が信用情報に傷のあるブラックだったとしても、十分発行できる可能性があります。審査に不安がある方でも安心ですよ。
ちなみに、家族カードは「本会員の持っているクレジットカードの追加カード」という扱いですが、家族カードの名義は家族カードを使う本人の名義になります。
家族カードのメリット・デメリット
それでは、家族カードを発行する具体的なメリット、デメリットを順番にみていきましょう。
まずは家族カードを発行するメリットから紹介します。家族カードを作る具体的なメリットは以下の通りです。
- 年会費が無料または格安でクレジットカードを持てる
- 本会員とほぼ同様の付帯サービス
- 家族で合算されるからポイントやマイルが貯めやすい
- 家計管理がしやすい
特に大きなメリットが「作りやすいにも関わらず、本会員とほぼ同様の付帯サービスを受けられる」という点ですね。
年会費も無料、もしくは格安で持てるので、コスパ重視の方にとっては非常に魅力的なカードになっています。
一方、家族カードを発行するデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- 利用枠を共有するから使いすぎに注意
- 利用明細が一緒だから何に使ったかがバレる
- 引き落とし口座も基本的に一緒
家族カードは利用明細が本会員と一緒なので、何に使ったかがバレてしまいます。そのため、プライバシーを気にする方にはあまり向いていません。
また、家族カードを発行するメリット、デメリットをもっと詳しく知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。
⇒家族カードを作るメリット・デメリット|審査に必要な条件・年齢はいくつから?
家族カードの作り方
クレジットカードは、作るのにある程度手間がかかるケースが多いですが、それに比べて家族カードを発行するのはとても簡単です。
基本的にはクレジットカード会社の会員ページから、家族カードの送り先などを入力するだけで簡単に申込むことが可能ですし、申込書を郵送することで発行することもできます。
また、本会員カードを新しく作る際に、本会員カードの申込みと一緒に家族カードの発行を申込めるケースもありますよ。
家族カードの審査基準・入会条件
上記で「家族カードは基本的に審査なし」と説明しましたが、家族なら誰でも作れるというわけではありません。家族カードを発行するには、カード会社の入会条件を満たしている必要があります。
入会条件はカード会社によって異なりますが、一般的には「本会員と生計が同一の配偶者、親、18歳以上の子供(高校生を除く)」という条件が定められていることがほとんどです。
ちなみに、代表的なクレジットカードの家族カードの入会条件は以下の通り。些細な違いはありますが、どのカード会社もほぼ同じ内容の条件を定めています。
クレジットカード | 家族カード入会条件 |
---|---|
三井住友カード |
|
楽天カード |
|
dカード |
|
アメリカンエキスプレスカード |
|
イオンカード |
|
また、家族カードを発行する際は本会員の利用状況もチェックされます。
詳しくは後述しますが、本会員の利用状況が悪いと審査に落ちてしまう可能性もあるので注意しましょう。
家族カードは審査時間がはやい
家族カードの審査時間は、通常のクレジットカードよりも早いケースが多く、早い場合は、申込んだその日のうちに審査結果を知ることも可能です。
ただし、カードが発行されて手元に届くまでには、最短でも数日かかるので注意。急いでいる場合は家族カードではなく、即日発行のクレジットカードに申込むことをおすすめします。
ACマスターカード
急いでカードを発行したいなど、急ぎの事情がある方におすすめなのが、ACマスターカード。
ACマスターカードは、審査は最短30分で完了&即日発行が可能と、発行までの手順が非常にスムーズなのが特徴のクレジットカードです。
また、審査も比較的通りやすいので、審査に不安がある方でも安心して作ることができますよ。
ACマスターカード
年会費 | 発行時間 | 国際ブランド |
永年無料 | 最短即日 | MasterCard |
- 審査通過後「自動契約機むじんくん」ですぐにカード発行できる
- 独自審査なので審査に不安な人でも通る可能性あり!
- 国際ブランドの「Mastercard」が使用できるから国内外を問わず利用可能
家族カードで審査落ちするケースと解決策
家族カードは、本来のクレジットカードに比べて簡単に作ることができますが、中には審査に落ちてしまう方もいます。
それでは、家族カードの審査に落ちてしまうのは、どのような方なのでしょうか?以下で家族カードを発行できない具体的なケースをみていきましょう。
本会員が支払いを延滞している・したことがある
家族カードに申込むと、本会員の利用状況がチェックされます。普段からトラブルなくクレジットカードを利用している方なら、基本的には問題ありません。
しかし、本会員がクレジットカードの支払いに遅れたことがあったり、滞納しているような場合は、家族カードの審査に落ちてしまう可能性があります。
そのため、家族カードへ申込む前には念のため、本会員が過去に支払いの滞納などをしていないかどうか確認しておくようにしましょう。
本会員に返済能力がない
家族カードの審査では、本会員の返済能力の有無も確認されます。カードの支払いが滞ってしまうと、カード会社としても困ってしまうためです。
そのため、本会員が専業主婦や学生など、収入が不安定な場合は家族カードの審査に通りにくくなってしまいます。
本会員の収入が不安定な場合は、本会員が毎月安定した収入を得られるようになってから、家族カードに申込むようにしましょう。
家族カードの入会条件を満たしていない
家族カードでは、上記で紹介したように「本会員と生計が同一の配偶者、親、18歳以上の子供(高校生を除く)」という入会条件が定められているのが一般的です。
この入会条件を満たしていない場合は、家族カードを発行することができません。
ちなみに、どこまでを家族とみなすのか疑問な方もいるかもしれませんが、基本的には「戸籍上の家族であること」を条件としています。
そのため、家族と別居している場合や、別世帯で暮らしている場合でも、戸籍上の家族であれば、特に問題なく家族カードを発行することが可能です。
しかし、同棲しているカップルや、内縁関係にある相手、つまり戸籍上の家族でない場合は、家族カードを発行できない可能性が高いので注意しましょう。
また、18歳未満のお子さんも家族カードは発行できません。どうしても18歳未満のお子さんにカードを持たせる必要があるなら、年齢制限がないバンドルカードがおすすめです。
バンドルカード
バンドルカードは、VISAのプリペイド式カードです。
クレジットカードではないので、年齢制限はありませんし、審査なしで発行することができます。そのため、18歳未満のお子さんにおすすめです。
発行するのも簡単で、専用のスマホアプリをダウンロードするだけで、ネット決済に利用できるバーチャルカードを発行できる上、街のお店などで利用できるリアルカードを発行することも可能です。
また、基本的には事前にお金をチャージして利用する前払い方式なのですが「ポチっとチャージ」と呼ばれる後払いサービスを利用することもできます。
入会するカード会社で返済トラブルを起こしたことがある
入会しようとしている家族が、以前同じクレジットカードを使っていて問題を起こしたことがある場合は、家族カードの審査に落ちてしまう可能性があります。
例えば、以前まで本会員と同じクレジットカードを利用していたけれど、長期延滞や債務整理を理由に解約。その後、本会員の家族カードに申込む、といったケースですね。
このような場合、問題を起こした記録がカード会社に残っている可能性が高く、審査にも通りにくくなります。
そのため、同じカード会社で長期延滞や債務整理を行ったことがある方は、その時利用していたカード会社は避けるようにしましょう。
家族カードを作るのにおすすめのクレジットカード
家族カードを発行する場合、家族の誰かがすでに持っているクレジットカードの家族カードを検討する方が多いかと思いますが、実は新しく申し込んだ方がお得な場合もあります。
というのも、家族カードの年会費や付帯サービス、入会条件はそれぞれ違うので、より良い条件のクレジットカードを新規発行したほうがいいケースもあるためです。
以下では、特典が充実&人気のクレジットカードを紹介するので、これから家族カードの発行を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
三井住友カード(旧三井住友VISAクラシックカード)
三井住友カードは、最高2,000万円までの海外旅行保険や年間100万円までのお買物安心保険など、様々な特典が充実しているクレジットカードです。
家族カードを持っている方も同じ特典を利用できるのはもちろん、本カードと同時に家族カードに申込むことで、家族カード1人目は年会費永年無料で利用することができます。
また、家族カード2人目以降は400円(税抜)というかなりリーズナブルな年会費で利用できるので、コスパ重視の方にもおすすめですよ。
三井住友カード ゴールド
三井住友カード ゴールドは、上記で紹介した三井住友カードのワンランク上のカードです。
特典内容も大幅にグレードアップしており、最高5,000万円までの海外・国内旅行傷害保険に加えて、1流ホテルの宿泊予約サービスの優待、空港ラウンジが無料で利用できるなど、豪華な特典が満載です。
ちなみに、家族カード1人目は年会費無料。2人目からは1,000円(税抜)の年会費が発生しますが、通常年会費10,000円(税抜)の本会員と同じサービスを受けられると考えると、かなりお得な内容になっています。
楽天カード
楽天カードは本会員も家族会員も年会費無料。家族カード利用分も、本会員と同じくポイントが貯まるので、効率よくポイントを貯めることが可能です。
貯まったポイントは、ANAマイルに交換できる他、楽天市場などの楽天が提供している様々なサービスで利用することができるので「普段からよく楽天のサービスを利用する」という方には特におすすめです。
また、生計を同一にする方であれば、同性パートナーも家族カードを作ることができます。
楽天カード
アメリカン・エキスプレス・カード
アメックスの略称で知られる「アメリカン・エキスプレス・カード」は、最上級のステータス性はもちろん、トラベルサービスなどをはじめとした豊富な特典・サービスが充実したクレジットカードです。
また、他のクレジットカードと比べて、家族カードの入会条件が幅広く、事実婚や同性婚、婚約中の彼女なども発行できる可能性があります。
そのため「入籍前のカップルだけど家族カードを発行したい!」という方にもおすすめの1枚です。
アメリカン・エキスプレス・カード
家族カードの審査まとめ
今回は家族カードの審査基準や審査落ちの対策方法、家族カードを作るのにおすすめのクレジットカードについて紹介しました。以下まとめです。
- 家族カードはほぼ審査なしで発行可能!
- 家族カードを発行するには、入会条件を満たす必要がある
- 本会員の利用状況によっては、審査に落ちる可能性もあるので注意
- 家族カードを発行するなら、新規でクレジットカードを発行したほうがお得なケースも
家族カードはかなり作りやすいにも関わらず、本会員と同様のサービスを利用できるので、基本的にはメリットしかありません。
また、審査もほぼないので「家族カードを発行したいけれど審査が不安…」という方でも安心して発行することができます。
審査を理由に発行を迷っていた方は、ぜひこの機会に発行してみてはいかがでしょうか?