そもそも、インターンシップ制度って何か?
僕自身、最初は正直あまりよくわかっていませんでした(笑)
ただ、尊敬する先輩経営者の方がインターン中心に組織体制を整えている話を聞いて、かなりイメージが湧いたというのもあって『ウェブマーケティングとインターンって相性良いかも』と思って取り組みを始めたのがきっかけです。
インターンシップという言葉自体は、『職業体験的な取り組みの一つ』ですが、海外とかだと事実上の採用の一貫だったり、相性の良い学生、優秀な学生さんの青田買いをするイメージがありますよね。その流れが日本でも広がってきているような感じです。
実際その通りで、インターンに参加してくれていたうちの一人が正社員になったりしていますし、うちでインターン生にやってもらっている業務内容は、最終的には社員とほぼ同じような内容です。
インターンとアルバイトとの違いって何?
よく聞かれることの一つに『インターンとアルバイト』って何が違うのか?問題がありますね。うちの場合はアルバイトもインターンも、雇用の契約的に違いは無いです。ただ業務の内容的に以下のような大きな違いがあります。
→デザイン、ライティング、コンテンツ企画業務など専門分野を追求してもらっています。スペシャリスト的発想。
→コンテンツ企画書の定義、フォーマット作りやその修正。サイトの設計、コンテンツ計画の立案。外注ライターさんの採用と管理。その他ディレクション業務全般など。ゼネラリスト的発想。自分自身で問いを設定し、その解決や目標達成に至るプロセスをPDCAサイクルを回すことで達成していく中で、自分自身も成長を得られるのが仕組みを作る側の視点かなと思います。
彼、彼女らは何を求めてインターンをしているのか
で、まずは学生さんの側から、インターンに何を求めているのかと言うと、以下のような部分に集約される感じです。
- 何となく、周りと違うことをしてみたい
- 就活のネタ探し
- 自身のキャリアのスタートラインとしてインターン制度を利用
- 学生をしながら社会に出ることでビジネススキルを獲得したい
- Webに興味があって実践的な職場で経験を積みたい
僕自身学生時代そうだったのですが、アルバイトに求めるものってほぼ『お金』でした。生活していくために自分の時間をお金に変える手段としてのアルバイトでした。インターンの場合はお金だけでなく、それ以上に自分自身の経験としてプラスになるかどうかをかなり重要視して応募してくれている印象を持ちます。
会社にとってのインターンのメリット、デメリット
じゃあ逆に、うちの会社側の視点から見るインターン組織のメリットって何かなという話になります。
うちの会社の場合、その多くがディレクション業務になります。社員が設定した最終目標に対して、そのための重要指標になる目標を作り、その達成のために必要なことは何か?という逆算思考で今やるべきこと、作っておくべき仕組み、外注など必要な戦力を計算して計画し、それを実行していく実行力が必要になります。これらの過程においては誤解を恐れずに言うと、専門的な知識や経験は最初の時点では必要ではないとさえ感じます。で、このような条件にガッチリ当てはまる人というのが、まさに優秀な学生である確率が高いと思うんですよね。
その他にインターン採用のメリットとデメリットを上げてみると、以下のようになります。
インターン組織のメリット
→吸収力はやはり大事ですね!
→バイトではなく、わざわざインターンを選んでいる時点で意識は高い。
→学歴との相関関係は否定できない。
→若さ、エネルギー?
→普段から社員と同じような業務内容で働いているので、人間関係的にも業務内容体にもミスマッチが起こる確率はかなり低い。
→物理的に大学(院)を卒業して就職していくことによる『強制循環』が起こる。組織のマンネリ化を強制的に防いでくれる。
インターン組織のデメリット
→でもこれには『強制循環』によるメリットと表裏一体の関係にあるかなと。
→これについてもメリットの一つである彼らの『素直さ』という長所を最大限に活かす環境にあるという解釈もできるので、このことを前提に仕組みを考えればメリットの一部かもしれないです。
インターン生に向けてのメッセージ
僕はこの一年間、『もし自分自身が学生だったらこんな会社でこんな仕事を経験してみたい』と思えるような仕事内容を定義したり、社内文化を作ろうとしてきました!
→渋谷駅から近いです
→新築オフィスビルに清潔感のある内装を整えました。
→社員マンツーマンのサポート、動画マニュアル、ノウハウの共有
→授業やサークル、クラブ活動、他のバイト、留学など、全て考慮に入れます
→良い意味で壁の無い関係を作っていこうと意識しています。
→なぜ今の会社でインターンをしているのか?自身の立ち位置を再確認して頂くために、将来会社として進んでいきたい方向性などできる限りの情報を共有します。
インターン生募集詳細ページ、申込みページ
ウェブスターマーケティングのインターンについて、詳細を見てみたい、応募をしてみたいという方はこちらのページも参考にしてみて下さい。
インターン組織の副産物として・・・
まずインターン生目線で言うと、大学、サークル活動、アルバイトなどに並ぶ一つのコミュニティの形成が挙げられます。人によってはインターンがもう一つの自分の居場所になっているようです。
一緒に酒を飲むと自分自身歳を取ったなと痛感するほど、大学生の若さを感じます(笑)また卒業していくインターン生は皆様々な業界に就職していくのですが、卒業後も割と頻繁にインターン生主催の飲み会とかが開かれたりしているので、他業種間をまたぐ情報の共有や社会の繋がりもできたりしていると感じています!
みんないいこ達なので、仕事の成果を出させてあげたいという思いもあるし、成果を出したらまた飲んで、喜びを共有できたらなと思っています!
今日はちょっとインターンの採用について書いてみたいと思います。
うちが会社としてインターンをはじめたのが2018年の6月頃からです。最初のインターン生の採用が決まってだいたいこの時点で1年くらい経つので、ちょっとした振り返りと実際にインターン採用をやってみてどうだったか?とか、なぜインターンを募集して組織作りをしようと思ったのかについて書いてみます。