【2017年社内研修】ラスベガスPubconの参加手続き・旅費のまとめ

突然ですが、海外のWebカンファレンスの話を聞くとどう思いますか?

Aさん:行ってみたい!
Bさん:興味あるけど、全部英語でしょ??行ってもしょうがないんじゃない?
Cさん:全く興味ない

きっとこんな風に意見が分かれるんじゃないでしょうか。

全部英語だから意味分からないし、行っても意味ないんじゃないか…という気持ちも理解できます。けど、実際に行ってみると、英語と言えどWEB用語が飛び交うので、意外と理解できるんですよね。(これはうちのスタッフ全員が言ってました)

どんな人たちが海外のウェブマーケティングに携わっているのか生で見れますし、どんな考え方で施策をしているのか、日本とアメリカの相違点を実際に見ることができます。

「きっと分からないから…」と殻に閉じこもっているのは勿体ないです。チャンスがあるなら、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

ということで、今回はPubconについて書こうと思うのですが、私自身が参加したセッションについてはまた次の機会にしようと思います。

その代わりに、他の人があまり触れていない部分、Pubconのチケット購入の手配、航空券、ホテル、交通手段など、裏方の部分について紹介していこうと思います。

この記事を読めば、『海外カンファレンス行ってみたいけど、全然わかんないし無理~~』という方でも、手配について大まかな流れを掴めると思います。

実際に持っていったスケジュール表や、大まかな支払いの内訳についてPDFもダウンロードできるようになっています。次回のPubcon参加に向けて前向きに読んでいただければ幸いです!

そもそも「Pubcon」て何?

Pubconとは2000年からアメリカで行われている大規模なウェブマーケティングのカンファレンスのことを言います。
https://www.pubcon.com/

SEOやSEM、ソーシャルメディアの著名なスピーカーが参加し、最先端のウェブマーケティングについて話を聞けるため、毎回多くの人が集まります。

▼Exhibit Hallへの入り口▼

▼Google3人による質疑応答(左からGary Illyes、Nathan Johns、Eric Kuan)▼

▼Exhibit Hallの様子▼

▼参加したセッションの様子▼

Pubconは1年に3回、下記の場所で行っています。
・Pubcon West → ネバダ(ラスベガス)
・Pubcon East → フロリダ(フォート・ローダーデール)
・Pubcon South → テキサス(オースティン)

日本から一番行きやすいのがラスベガスなので、私達も、今回ラスベガスで開かれたPubconに参加してきました!

Pubconに向けて必要な手配事項

Pubcon参加に向けての手続きですが、最低限、下記の予約が必要になります。

  • Pubconのチケット
  • 航空券(日本⇔ラスベガス)
  • 宿泊先
  • 海外レンタルWi-Fi
  • レンタカー(任意)
それぞれ、1つずつ紹介していきます。

あと、研修にトータルいくら掛かったか、気になる費用についてもまとめています。

Pubconのチケット購入について

Pubconのチケットは下記公式サイトから購入することができます。
Pubcon公式URL → https://www.pubcon.com/

ページ内の「Registration」をクリックし申込画面へ移ります。

チケットの種類がいくつかあるのですが、注意すべき点は、「パスの種類」と「いつ購入するか」です。

と言うのも、パスには種類があり、パスによって値段も異なります。

▼パスの料金表(種類と購入期間で値段が違うことが分かります)▼

パスの種類は、

  • 初日のワークショップだけ参加できるパス
  • 展示ホールだけ入れるパス
  • ワークショップ以外の全てのセッション&展示ホール&全てのイベントに参加できるゴールドパス
  • 全部入れるプラチナパス

などがあります。

ワークショップは正直必要ないと思います。なので、今回私達は3日間の展示ホール入場とセッションを受けれるゴールドパスを購入しました。

購入する時期ですが、早めに買うと割引があるので、予定が分かっているのであれば早めに購入することをおすすめします。

▼申し込みの入力フォーム▼

申し込みは1人ずつ登録が必要になります。(項目内に日本語を記述しておいたので参考にしてください。)

Title/Positionも必須ですが、そこまで重要視されないので適当でも大丈夫です。ちなみに、私も自分の肩書きについて悩んだため、「PPC」にしました。肩書に「PPC」って…w

▼入場パス▼

もし肩書の英語表記が分からない方は下記ページなども参考にしてみると良いかなと思います。
https://www.daijob.com/tipsadvice/resume_wordbook/category.html

登録したメールアドレスに受領証が届きますので、万が一のためにプリントして持っていくとよいでしょう。後は、当日直接会場に出向き、受付で名前を言うとパスとトートバックを渡されます。

▼スポンサーのトートバック(横に広すぎて使いにくかった…汗)▼

▼スケジュール本やスポンサーの広告チラシ▼

▼謎の3Dメガネw (この使い方、誰か知っている人は教えて欲しい)▼

Pubconの会場について

ラスベガスのPubconは『Las Vegas Convention Center』で行われます。
【所在地: 3150 Paradise Rd, Las Vegas, NV 89109 アメリカ合衆国】

▼会場の正面写真▼

Google mapで見るとこの辺りです。繁華街のラスベガス・ブルバード(通所ストリップ)からも車ですぐの場所に位置します。

▼赤枠がコンベンションセンター▼

車が無くてもタクシーでも簡単に行けますし、モノレールの駅が目の前にあるためとても便利な場所です。モノレールについては後述しています。

▼モノレールの地図。MGMホテルからサハラホテルまで続いています▼

コンベンションセンター近くのカフェやレストラン

朝はコンベンションセンター内の一角にデニッシュやクロワッサン、ベーグルなどが山積みで置かれ、コーヒーも飲み放題です。(魅力的なラインナップだったのに、写真を撮り忘れてしまいました・・・(T_T))

ただ、セッションが始まると片付けられてしまったので、9時頃までに行かないと食べれません。その後は軽食のカフェスタンドがオープンするのですが、うちのスタッフが食べたところ、美味しくはなかったみたいです。

その周りはと言うと・・・、ちょっと歩いたところにスターバックスがあるくらいでした。隣にウェストゲートホテルが建っているのですが、『隣』と言っても歩くと10分くらいかかります。。決して近くじゃないですね。

休憩時間は1時間くらいあったので、私達は車でちょっと走り、べトラム料理店に行ったりバーガーを食べに行って気分転換してました。

ラスベガスのオススメ宿泊先

Pubconに参加される方におすすめの宿泊先として、ホテル・モーテル・Airbnbがありますが、それぞれメリット・デメリットを見ていきましょう。

ホテルのメリット・デメリット


ホテルのメリット
ラスベガスは豪華な高級ホテルがズラリと立ち並び、しかもカジノで町が潤っているため、高級ホテルに破格の値段で泊まれます!時期によっては日本のビジネスホテルに泊まるくらいの価格で泊まれるので、一度は宿泊してみるのも有りですね。

しかも、ラスベガスのホテルはどんなホテルでもカジノがついています。夜寝る前に少しだけカジノを楽しむことも出来ます。

ホテルのデメリット
とにかく広い。。。ホテル内にはカジノだけでなくショッピングエリアやレストラン・バーなども併設しているため、ホテル内を移動するだけでも歩き回らなくてはいけません。何度迷子になったことか・・・。

▼毎回こんな長い廊下を歩いてお部屋へ。。▼

モーテルのメリット・デメリット

モーテルのメリット
アメリカのモーテルは駐車場を囲んで部屋が並んでいるところが多いので、部屋の前に車を停めてすぐ部屋に行くことが出来ます。部屋と車が近いので便利ですね。

朝食も、コーヒーやパンなどの軽食が無料で用意されています。

モーテルと言うと、以前は郊外に多かったイメージですが、今回ラスベガスを訪れた時に、町の中にも新しいモーテルをたくさん見かけました。

モーテルのデメリット
新しめのモーテルであれば、部屋も広くて綺麗だし、プール付きもあるし、特にデメリットは無い気がしますが、強いて言えば、せっかく豪華なホテルに安く泊まれるラスベガスなので、敢えてモーテルに泊まらなくても良いのかな。。という気がします。

Airbnbのメリット・デメリット

Airbnbは、個人が所有している物件での宿泊先(民泊)を探すウェブサイトです。

▼Airbnbの公式サイト▼ 
https://www.airbnb.jp/

Airbnbのメリット
複数人で行く場合は、1軒家を借りれば宿泊費をかなり抑えることが出来ます。ストリップから10分くらいの範囲でも何軒か見つかったので、出来るだけ経費を抑えたい方にはオススメです。
Airbnbのデメリット
町中ではなく郊外が多いため、レンタカーが無いとキツイです。

日本語が通じない場合もあるので、英語が使えないと厳しい場合もあるかもしれません。。

ホテルやモーテルのおすすめ予約サイト

ホテルやモーテルの予約は、下記のような旅行サイトを利用すると安い価格を見つけられます。

海外Wi-Fiレンタルについて

海外に行くときに忘れずに手配しなければいけないのが海外用のポケットWi-Fiですね。

アメリカは無料Wi-Fiが充実しているので、ホテルやカフェなど公共の場所であれば、ほとんどの場所で無料Wi-Fiを使えますが、万が一に備えて借りていきましょう。

スマホの通信

ちなみに、スマホの通信ですが、ソフトバンクなら「アメリカ放題」が使えるので、無料でsprintが使えます。ラスベガスやロスなどは、ほぼ問題なくsprintの4G に繋がります。

SIMフリーのスマホであればSIMカードを購入すればいいので、ドラッグストアやスーパーなどでも簡単に手に入ります。たまたま宿泊先の近くにT-mobileのお店があったので、私達はそこへSIMカードを買いに出かけました。

▼店員さんに説明を聞いている同僚▼

ただ、同じSIMカードにも関わらず、iPhoneでは4Gが拾えるのにアンドロイドだと2Gしか拾わない・・など、キャリアによって相性があるそうです。なので、現地でSIMカードを購入する時はキャリアとSIMカードの相性も考慮する必要があるので注意してください!

海外レンタルWi-Fi

海外レンタルWi-Fiは「グローバルWi-Fi」や「イモトのWi-Fi」が有名ですが、それらの公式サイトから借りるよりも比較サイトから借りたほうが断然お得です。

どのレンタルWi-Fiも貸し出し方法や返却方法、料金は大差ないので、レビュー記事などから繋がりやすさを判断して決定すると良いです。

前に某大手レンタルWi-Fiを借りていったのですが、町中なのに全然繋がらなずストレスになったので、何よりも繋がりやすさを重視すべきと痛感しました。

交通手段と移動手段について

航空券の手配

まず航空券ですが、東京からラスベガスまでの直行便、探したところ唯一デルタ航空から出ていましたが、調べた時の価格は453,070円~と、かなり高めでした。。

なので、基本は乗り継ぎになると考えた方が良いでしょう。

ここで注意すべき点は乗り継ぎの便がスムーズに出来るかどうかです。

チケット代が安いというだけで飛びついて買ってしまいそうですが、安い場合、乗り継ぎが複数回あったり、乗り継ぎの時間がすごく長かったりする場合もあります。

あまり大差がなくて分かりづらい例で恐縮なのですが、下図のように航空会社も同じ、出発時間が同じでも、乗り継ぎ時間が異なったりします。

なので、航空券を選ぶ時は、料金だけでなく、乗り継ぎ時間やルート(乗り換えの空港)、出発時間や到着時間など、総合的に見てチケットを購入してください。

▼乗り継ぎの待ち時間に注意▼

もっと時間を有効活用するために

「乗り継ぎ」ってすごく時間が無駄ですよね。。その無駄をなくすために私たちは、ロサンゼルスまで飛行機で行って、ロサンゼルスからラスベガスまで車で移動という手段を取りました。

車で移動してもロサンゼルスからラスベガスまで4~5時間なので、空港でただ待っているよりか有意義な時間の使い方かなと思います。しかも、途中はただただ砂漠なので、『これぞアメリカ!』って感じで、日本では見られない壮大な風景が広がります。

もし時間に余裕があるなら、ラスベガスまでのドライブ、オススメです。

▼ロス→ラスベガス 広大な大地が広がります♪▼

途中、ラジオの入りが悪くなるので、スマホなどで音楽データを充実させていくと良いでしょう。

モノレール

先ほどもお話したように、Pubcon会場の前にモノレール駅があるので、ParisやMGMなどモノレール沿いのホテルに宿泊すると移動はラクです。

モノレールのチケット代は1回5ドル、1dayパスが12ドル、3daysパスが28ドルとなっています。一人であればタクシーを使うよりも安く済みますね。

▼モノレールのチケット販売機▼

タクシー

タクシーはコンベンションセンターの入口前に並んでいるので、比較的簡単に乗れると思います。あと、最近はUberを利用している人も多いので、レンタカーを借りなくてもタクシーやUberを利用すれば、市内の移動は難しくないと思います。

レンタカー

そうは言ってもやっぱりレンタカーは便利です。アメリカはどこに行くにも距離があるので、ちょっとそこまで・・という場合もレンタカーがあればサクサクっと行くことができます。

ぜひレンタカーを借りてみたいと言う方は参考にしてください。

国際免許証について
レンタカーを借りるには日本の免許証の他に国際免許証が必要です。国際免許証は住民登録してある都道府県の警察や免許センターに行き、1時間ほどで作ることができます。

その際に、登録料2,400円と国際免許証用の写真が必要になり、一度作ると1年間有効です。

ちなみに、ハワイだけは日本の免許証だけでレンタカーが借りれます!便利ですね。

レンタカーはネットから簡単に予約ができます。

▼レンタカーの予約サイト▼

http://www.rentalcars.com

日本語で予約が出来るのでとても簡単ですが、2つの点に注意しましょう。

1つ目がガソリンポリシーです。

返却する時に、ガソリンを満タンにするか、しないか選ぶことが出来ます。

▼赤枠内のガソリンポリシーをチェック▼

「ガソリン満タンでの貸し出し」となっている場合、返却時にガソリンを満タンにして返さないといけません。もし満タンじゃない場合、ペナルティ料金が加算されるので注意しましょう。

何も書いていない場合、1回分のガソリン代がレンタカー代に含まれます。返却する時にガソリンスタンドを探す手間が省けるのでオススメです。

ガソリンポリシーでペナルティを取られた話
この『満タンにしない』は、返却する時に注意が必要です。

レンタカーを返却する時は、係員の人が車を一通りチェックします。ガソリンがフルに入っていない時に、もし担当者がFuel Policyをチェックしなかった場合、二重でガソリン代を請求されることもあるのです。

バンクーバーに行った時にやられたのですが、チェックインした時のレシートと、返却時に渡されたレシートが100ドルくらい差額があったんです。

よくよく調べてみると、満タンにしないで返却するプランだったにも関わらず、返却時の担当者が気付かずに、ガソリンが空だったためにペナルティ料金を上げていたのでした。

▼異なる金額のレシート▼

右:チェックインカウンターで提示された金額が217.29ドル
左:返却時にもらったレシートが326.77ドル

この時はチェックインカウンターに2つのレシートを持っていって事情を説明したら、すぐに返金してくれたので良かったですが、こういう時のために、レシートは必ず持っていた方がいいですね。

2つ目の注意点が保険です。

レンタカーを予約する時に、料金の中には自賠責だけ含まれています。任意保険については直接レンタカー会社で入る方が良いです。

レンタカーの予約サイトとレンタカー会社と、どちらで入っても金額は変わらないのですが、万が一、事故に合った時の対応の時間が全然違うそうです。

レンタカー会社で保険に入った方が対応が素早いという話なので、予約の時は自賠責だけかけて、任意保険は現地で入りましょう。

ちなみに、任意保険もフルカバーとそうでないものがあり料金も違いますが、フルカバーがオススメです。と言うのも、アメリカのフリーウェイを走っていると、小石でフロントガラスにヒビが入ることもよくあります。万が一に備えてフルカバーの任意保険をかけておくと良いでしょう。

ラスベガスのお土産について

個人のお友達に買っていくお土産であればちょっとフザケたお土産も有りかなと思うのですが、取引先の会社などきちんとした相手の場合、お土産にも気を使いますね。

変なものを買っていったらセンスを問われるだろうし、社の信用にも繋がります・・。なので、このお土産選びって結構大変なんですよね。

そこで私のイチ押しが「GODIVAのチョコレート」です。

ラスベガスバージョンのチョコもあるので、お土産としても機能しますよね。そして何より美味しいですw

下記はパラッツォ/ベネチアンホテルのお店で買ったのですが、リボンにはホテル名が入っています。これだったら先方に喜ばれると思います!

スケジュール表と経費詳細のダウンロード

現地でどんな予定を立てればいいのだろう・・・
大体どのくらいの費用がかかるんだろう・・・

初めての海外研修だとそんな悩みも出てくると思うので、実際に現地に持って行った、アメリカ滞在中のスケジュール表と、掛かった費用を大雑把にまとめた経費の内訳を下記URLからご覧いただけます。

大体の流れが把握できると思いますので、ぜひご活用ください!

以上、ラスベガスPubconに向けて、必要な手続きや役に立つであろう情報を紹介してきました。

ぜひ次回のPubconに向けて役立てていただければと思います。
もし不明な点や質問などございましたら、お気軽に問い合わせてください。